さよなら2024年、よろしく2025年

フィリピンに3月に移住して9か月が経ちました。人生は本当に何が起こるか分からないのは確かなことですが、その不確定性の人生の中で自分で選択できることもあって、それを選択するかしないかでしかないというのが2024年の締めくくりの言葉です。極端に言えばフィリピンに移住するのは不確定なことではなくて、自分で選択するかしないかでしかないわけです。もちろん人によって状況は違うで、その選択をする難易度も雲泥の差があるのも事実でしょうけど、やっぱり悔いなく自分で選択した人生という自信を持って生きたいと思います。アメリカかシンガポールか、はたまたタイにするか熟考しましたが、結局はフィリピンにしました。なんでフィリピン?って聞かれますが、たぶん経済成長だとかの余地があるのがフィリピンじゃないかなっていうのと、田舎の面白さはフィリピンがずば抜けてましたし、何より田舎に仄かに香るスペイン文化が好きだったりします。

フィリピンに来て一番大変だったこと

わざわざ海外まで来て日本人に頼りたくないという変な性格がある(日本人と集まるなら日本に住めばいいじゃん的な?)ので、働く会社も日本人が居るか居ないかを聞いて、敢えて日本人がいない会社に就職しました。だって日本人がいる会社で働くなら日本でいいじゃん的な?それにパイオニアになることって大変ですけど刺激的で挑戦する価値があるってものじゃないですか?誰かが作った轍を歩くのが嫌な面倒な性格なんです(笑)ということで、住む場所からインターネットの契約など全て現地の人たちに聞いて、相談して、乗り越えてきました。もちろん失敗した回数なんて枚挙に遑がないのですが、そこから学べばいいじゃんね的な。失敗なんて誰だってするんだから、それを恥じるよりもそこから何を学ぶかだとは思います。

一番大変だったことは運転免許証の書き換えでした。と言っても難易度的な話ではなくて、地味にマカティからケソンが遠い。一度ビザを延長したレシートのコピーは持って行ったのですが原本を持っていくのを忘れて、窓口で「コピーだけじゃダメ?」と聞いても「やっぱり原本を確認したい」ということで、時計を見ると午後1時。これからマカティに帰って、もう一度ケソンまで来たところで、運転免許証をもらうのは別の日になりそうだなっということで、その日は諦めて帰りました。次の日に「昨日行った時間にLTOまで行けばいいや」と思って朝ゆっくりと過ごし、LTOに行ったら「なんじゃこりゃ!」というくらいの激混み。昨日の空き具合は何だったんだっていうくらいの差がありました。僕は結果的に月曜日と火曜日に行ったことになるのですが、月曜日の方が空いていたという経験則です。ただ僕は前の日の書類があるので、受付の番号だけ改めて貰うだけで手続きを進めることができました。

実地試験はTaglishで”go go diresto, round round come dito, easy ha?”という感じで、そこまで英語で言うならstraightとhereくらい英語でいいじゃんって思うのですが、日本人でも日本語に英語を混ぜて話すことはありますから、そんな感じなんでしょうね。

ここまでは結構順調だったんですが、運転免許証の発行まで結構待ちました。いつ発行されるのか分からない。受付のお姉さんに聞いても「もうちょっと待っててね」と言われ、ちょっと外に出て気分転換もできず、悶々と固い椅子の上で待ちました。しかも激混みだったので人口密度が高く、明らかに酸素が足りない感じでした。水だけは飲み放題だったのが救いでしょうか。もう帰ろうかなって思ったくらいに名前を呼ばれて、受付のお姉さんもニッコニコでした。

この待ち時間の意味で、運転免許証の書き換えが一番大変でした。待った分だけ運転免許証をもらった時は感慨深いものがありました。一人でもここまできちんと出来んじゃん的な。

フィリピン・タイムの悩み

フィリピン・タイム、あるいはフィリピノ・タイムという言葉を聞いたことがあるかもしれません。時間にルーズ的な意味で使われますが、これって多分タガログ語という言語、あるいは文化が影響しているんじゃないかなと思います。翻訳なんてone to one correspondingなわけがないので、確実に翻訳した単語が同じ意味を持つなんてあり得ないわけです。ほぼ同じでも意味する範囲は微妙に違ったりします。さらにタガログ語の単語のconjugationは世界一多いなんて言われています。英語なんかよりマジ難しい上に、厳密に過去、現在、未来に対応して翻訳するなんてのも結構無理がある感じです。その上で同僚に話を聞いてみると、例えば予定に関する過程も予定の一部なので、口ではI’m on the wayが実際にはI’m taking a showerになってたりします。確かにthe wayを過程という意味で取れば、シャワーを浴びるのだって、会う約束のための過程にいると言えるわけですね。

・・・そんなわけあるかい!!!

I’m hereという場合はI’m on the bus near the place的な意味なので、実際にはここにいないという状況はマジで多発します。と言っても嫌いじゃなくて、僕だって時間にルーズになれるわけです。南米に行くのが好きなんですが、南米のお店だって時間通りに開くなんて方が珍しかった印象です。今の仕事は時間にタイトな感じですが、それでも平気で遅刻してくる同僚を見ると、こんな感じでゆる~く生きていいんだよね的な感じで救われます。

マカティのカウントダウンへ

別にBINI(フィリピンのK-popにインスパイアされたGirls groupでSB19の女の子版みたいな)のファンじゃないんですが、無料でコンサートに行けるので顔を出してきました。BINIと言えばSalamin salaminですね。

ということで、実際にカウントダウンイベントに行ったら結構前の方まで行けました。同僚と合流して、とても華やかな新年を迎えることができました。BINIのメンバーとカウントダウンをして、花火の熱を感じるほどの近くで大きな花火があがり、なんだか久しぶりに新年というイベントに参加してリフレッシュできました。

帰り道

2025年になっての帰り道。かわいい女の子に声をかけられて、「タダでいいです…」なんて来た日にゃ、据え膳食わぬは男の恥というもの。ということで持ち帰りしました。同僚にthe very first thing I got in 2025とメッセージしたら、めちゃくちゃ笑われました。

さよなら2024年、よろしく2025年

なんかMakatiに住んで良かったなって思った2024年と2025年の新年でした。

今年もフィリピンで生き抜いていきたい所存です。

どうぞよろしくお願い致します。

この記事を書いた人
2024年3月にフィリピンに移住しました。毎日がチャレンジですが、そこそこ幸せに生きてます。メガネ属性に弱い。