同じマカティ内ですが引っ越しをしたのでACR I-Cardや運転免許証の住所変更をしないといけなくなりました。新しい住所を証明するものとして公的なIDがなくなった(ACR I-Cardも運転免許証も旧住所が記載)ので、その新住所の証明として電気代などの明細書や領収書以外に公的な書類が必要とのことでバランガイ・クリアランスを取得する必要があったわけです。
フィリピン国内で引っ越しした場合、ACR I-Cardの住所変更が必要になります。これを怠ると一か月に数百ペソの罰金が科せられるので引っ越しした場合は必ずしておくべき手続きです。毎月数百ペソの罰金だと軽く見ると痛い目にあうことになるかもしれません。知り合った西洋人のおじさんが、引っ越ししてACR I-Cardの住所変更を3年くらいしていなかったら結果的に10万ペソ以上請求されたとのことです。恐らくペナルティはずっと同じではなく、段階的に溜まっていくのではないかと思います。
ACR I-Cardの住所変更は地味に面倒臭くて、Affidavit of Change Addressを自分で作って公証してもらったりするわけですが、この宣誓書のテンプレートは提供されません。なので自分で作って公証してもらうわけですけど、本当にこれでいいのか不安な人は弁護士事務所で作ってもらうのが良いと思います。僕は自分で作りましたが公証をしてくれて、入管でも問題なく受け取ってくれました。
なお僕の場合は結果的にACR I-Cardの住所変更は必要ありませんでした。というのも、PEZA visaもSIRVなどはACR I-Cardの取得が任意なんですね。上述のビザを発行する主体と入管とは別の管轄なので、入管としてはツーリスト扱いなのでACR I-Cardのステータスはツーリストのままでした。しかしIDとして持っておきたかったのでBIで住所変更届を出しにいったところ、書類は問題はないけどPEZA visaなのでACR I-Cardの更新は不要とのことでした。じゃあ手元にあるACR I-Cardってどうしたらいいのか聞いたところ「捨ててもいいし、お土産にしてもいいですよ。有効期限が近くなっても更新する必要はありません。そもそも任意取得なので、有効期限が切れたあとに必要であれば再申請してください」という返事でした。そのためにバランガイ・クリアランスを取得したのですが、必要なくなってしまいました。もちろんビザ・ステータスが婚姻だったりした場合は更新が必要ですし、該当する人は引っ越しをしたら忘れずにACR I-Cardの住所変更を行いましょう。
マカティにはLTOのオフィスが複数ありますが、グリーンベルトに近いthe LINKの2階にあるLTOに行きました。
運転免許証の住所変更に必要な書類は事前にメールで聞いておきました。恐ろしいスピードで返信が来たのは衝撃的でした。必要書類は以下の2つでした。
中に入って住所変更したい旨を伝えると、隣の部屋でLTO Portalにログインして住所変更を行いました。ここまで3分くらいです。次に人差し指の指紋を取り、本人確認がされました。なお今の写真を使うか前のままがいいかを聞かれました。僕はそのままにしてもらいお願いすると支払いを済ませます。住所変更で350ペソでした。支払いが終わると「プラスチックに印刷するから2分待ってて。その間にIDを受け取った旨のサインをノートにしておいてね」という感じで作業が進み、すぐにプラスチック製のきれいな運転免許証ができあがりました。もっと時間がかかると思ったのですが、10分以内に全てが完結しました・・・早すぎるやろ。
運転免許証の住所変更が10分以内に終わって驚いていますが、これくらいスムーズに処理が過ぎるのは「本当にここはフィリピンか?」と思いました。いずれにしても住所変更があったら身分証明証の住所も変更することを忘れないようにしましょう。特にACR I-Cardは罰金の対象になるので、フィリピン国内で引っ越しした場合はきちんと住所変更をするようにしましょう。